• "会社"(/)
ツイート シェア
  1. 青森市議会 2020-08-27
    令和2年第3回定例会(第1号) 本文 2020-08-27


    取得元: 青森市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1   午前10時開会 ◯議長(長谷川章悦君) これより令和2年第3回青森市議会定例会を開会いたします。  直ちに本日の会議を開きます。  本日の会議は「議事日程第1号」により会議を進めます。           ────────────────────────── 日程第1 会議録署名議員の指名 2 ◯議長(長谷川章悦君) 日程第1「会議録署名議員の指名」を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、10番山脇智議員及び25番小豆畑緑議員を指名いたします。           ────────────────────────── 日程第2 会期の決定 3 ◯議長(長谷川章悦君) 日程第2「会期の決定」を議題といたします。 4 ◯議長(長谷川章悦君) お諮りいたします。  今期定例会の会期は、会期予定表のとおり、本日から9月25日までの30日間といたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 5 ◯議長(長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、会期は本日から9月25日までの30日間と決定いたしました。           ──────────────────────────  諸般の報告 6 ◯議長(長谷川章悦君) この際、諸般の報告を行います。  初めに、議会運営委員の辞任についてでありますが、去る7月30日、一身上の都合により、13番舘山善也議員及び23番奈良岡隆議員から議会運営委員を辞任したいとの申出があり、委員会条例第14条の規定により、議長において同日付でこれを許可いたしました。
     次に、議会運営委員の選任についてでありますが、会派の結成に伴い、去る7月30日にあおもり令和の会会派から議会運営委員の選任届があり、委員会条例第8条第1項の規定により、議長において同日付で5番蛯名和子議員、12番木戸喜美男議員及び13番舘山善也議員議会運営委員に指名いたしましたので、御報告申し上げます。           ────────────────────────── 日程第3 議案第121号 令和2年度青森市一般会計補正予算(第5号) ~ 日程第5 議案第123号 財産の取得について(ノートパソコンの購入(中学校分)) 7 ◯議長(長谷川章悦君) 日程第3議案第121号「令和2年度青森市一般会計補正予算」から日程第5議案第123号「財産の取得について」までの計3件を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。小野寺市長。   〔市長小野寺晃彦君登壇〕 8 ◯市長(小野寺晃彦君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)令和2年第3回定例会の開会に当たり、提出いたしました議案のうち、議案第121号から議案第123号までの3件について、他の提出議案に先立ち御審議をいただく必要がありますことから、その概要を御説明申し上げたいと存じます。  本市の新型コロナウイルス感染症患者の発生については7月31日の8例目以降発生していないものの、8月に入ってからも国内では1日の新規陽性者数が過去最多を更新し、また、全国各地においても連日新規陽性者が判明するなど、予断を許さない状況であること及びいわゆる第2波の到来に伴い、市内経済は引き続き厳しい状況が続いていることを踏まえ、感染拡大防止社会経済活動の後押しを両立するため、新型コロナウイルス感染症に関する市の緊急対策を実施するほか、11月1日執行予定の青森市議会議員補欠選挙に要する経費を措置するため、関係議案を提出したものであります。  それでは、議案第121号「令和2年度青森市一般会計補正予算」について、御説明申し上げます。  歳出の内容についてでありますが、青森市新生児子育て応援特別給付金給付事業については、1人当たり10万円を給付する国の特別定額給付金の支給対象とならない令和2年4月28日から令和3年4月1日までの間に生まれた子どものいる子育て世帯を市独自に支援する青森市新生児子育て応援特別給付金の支給に要する経費を措置するものであります。  次に、青森市プレミアム付商品券事業については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けている地域経済の回復に向け、市民の生活を応援し市内の消費喚起につなげるためのプレミアム付商品券の発行に要する経費を措置するもので、具体的には、販売価格1万円に3000円のプレミアムを上乗せし、全市民1人1セット分、約28万セットを発行するものであります。  そのほか、市議会議員補欠選挙事業については、青森市議会議員補欠選挙を11月1日の青森市長選挙と同日に執行するための投票用紙の印刷やポスター掲示場設置、管理及び撤去作業委託料等に要する経費を措置するものであります。  歳入については、国庫支出金として、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を、繰入金として、財政調整積立金繰入金を見込んだものであります。  これらの結果、11億7637万5000円の増額補正となり、これを加えた一般会計予算総額は1554億1942万9000円となる次第であります。  次に、単行案について御説明申し上げます。  議案第122号及び議案第123号の「財産の取得について」の2件のうち、議案第122号については小学校4年生以上の児童用及び分教室の全生徒用として、議案第123号については中学校全生徒用として、学校の臨時休業などの緊急時においても遠隔授業等により子どもたちの学びを保障できる環境を整備するためノートパソコンを取得しようとするものであり、いずれも、青森市議会の議決に付さなければならない契約並びに財産の取得及び処分に関する条例の規定により提案いたしたものであります。  以上、御説明申し上げました補正予算案については、新型コロナウイルス感染症に関する市の緊急対策を実施するほか、11月1日に青森市議会議員補欠選挙の執行が予定されていることに伴い、いずれも速やかに事業に着手する必要があること、また、単行案の2件については、本市における感染拡大の可能性に備え、遠隔授業等により学びを保障できる環境を一刻も早く整備する必要があることから、通常の議案に先駆けて提案した次第であります。  慎重御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げます。 9 ◯議長(長谷川章悦君) これより質疑に入ります。  質疑の通告がありますので、発言を許します。  9番万徳なお子議員。 10 ◯9番(万徳なお子君) 議案第121号「令和2年度青森市一般会計補正予算(第5号)」、青森市プレミアム付商品券事業について質疑いたします。  既に新聞報道もありましたので、市民の声が寄せられております。1枚当たりの金額、使用期間、手続方法など、青森市プレミアム付商品券事業の概要をお示しください。 11 ◯議長(長谷川章悦君) 答弁を求めます。小野寺市長。 12 ◯市長(小野寺晃彦君) 万徳議員からの青森市プレミアム付商品券事業の概要についての御質疑に私からお答えいたします。  本定例会に関連補正予算案を提出いたしております青森市プレミアム付商品券事業については、事業費として9億9017万1000円を計上しております。新型コロナウイルス感染症のいわゆる第2波の到来に伴い、市内経済が引き続き厳しい状況が続いていること等を踏まえ、社会経済活動の後押しをすることにより、影響を受けている地域経済の回復に向け、市民の生活を応援し市内の消費喚起につなげるためのプレミアム付商品券を発行するものであります。  本事業については、1000円券13枚から成る1セット1万3000円分の商品券を1万円で販売するものであり、プレミアム額は3000円、プレミアム率は30%となっております。また、全ての青森市民に1人1セットは行き渡るよう約28万セットを発行することとしており、本事業の実施による経済効果は1万3000円に28万セットを掛け合わせた約36億4000万円と見込んでおります。  この商品券は、令和2年9月1日火曜日時点で住民基本台帳に記録されている全ての青森市民を対象とし、購入方法については令和2年10月中旬に全世帯へ郵送される購入引換券と引換えに商品券を購入していただくこととしております。  なお、商品券の購入期間については、購入引換券が手元に届き次第購入いただけるよう、令和2年10月中旬から販売を開始し、12月31日木曜日までの2か月半を予定しております。その販売場所については、郵便局や商業施設など、約70か所を予定しております。  また、商品券の利用期間については、商品券の購入と同様に令和2年10月中旬から利用開始、物入りとなる年末年始に御利用いただけるよう、令和3年1月31日日曜日までの3か月半を予定しております。利用店舗については、御議決いただいてから募集を行うことになりますが、令和元年度に実施した青森市プレミアム付商品券事業の登録店舗数1123店舗を上回る1500店舗程度を目指してまいりたいと考えております。  私からは以上であります。 13 ◯議長(長谷川章悦君) 9番万徳なお子議員。 14 ◯9番(万徳なお子君) 御答弁の中に1枚当たりの金額について、あるいは引換券や商品券のいわゆる手続について御説明が、御答弁がなかったんですけれども、まずは、ここで周知の方法をお聞きしたいと思います。  店舗、市民への周知方法についてなんですが、昨年のプレミアム付商品券については、住民税非課税者と子育て世帯を対象として、昨年の10月1日から令和2年3月31日まで半年間始まりまして、結果は民生環境常任委員協議会でも報告されました。対象者に対する申請者の割合は約55%でした。ですので、このたびのプレミアム付商品券も周知が大変重要だと思います。約36億円は100%の利用率と言いますか、そういった計算だということで御答弁いただきました。周知はどのように行うのかお示しください。 15 ◯議長(長谷川章悦君) 答弁を求めます。経済部長。 16 ◯経済部長(木村文人君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)万徳議員のプレミアム付商品券の周知についての再度の御質疑にお答えいたします。  青森市プレミアム付商品券事業の詳細につきましては、本補正予算案について御議決いただいた後、速やかに事業実施に向けた実行委員会を設立した上で、当該実行委員会において決定していくこととなりますが、今般のプレミアム付商品券は全市民を対象としておりますことから、幅広い年齢層に応じた周知方法を検討することとしております。  具体的には、市ホームページや「広報あおもり」など、市の広報媒体の活用、新聞・テレビ・ラジオ及び専用ホームページによる周知、商品券の販売所及び主要店舗におけるチラシ・ポスター・のぼりなどのPRグッズの配置などにより広く周知することとしております。  以上でございます。 17 ◯議長(長谷川章悦君) 9番万徳なお子議員。 18 ◯9番(万徳なお子君) この後、採決、議決となれば、実行委員会が立ち上がるという御答弁でした。そこで御答弁のなかった1枚当たりの金額を御検討いただくことになるんだろうと思います。他の自治体でも既にプレミアム付商品券は活用されていて、例えば神奈川県では、海老名市が1枚当たり500円券、200円券を発行し、川崎市では1000円券。ここで利用率に大きな差が出ているとネットでも報道されていました。ですので、この実行委員会でも、1枚当たりの金額を少額にしようとか、あるいは期間については御答弁がありましたが、利用率を上げるために期間を長くしようとか、そういった検討も行われるんでしょうか。 19 ◯議長(長谷川章悦君) 答弁を求めます。経済部長。 20 ◯経済部長(木村文人君) プレミアム付商品券についての再度の御質疑にお答えいたします。  まず、券種についてでありますが、商品券の券種の額面につきましては、商品券の印刷等に要する経費のほか、商品券の換金に要する時間や手間などを総合的に勘案し、1枚の額面を1000円とし、13枚を1セットとして販売することとしております。実際には、先ほど申し上げた実行委員会のほうで正式に決定するということになります。  次に、プレミアム付商品券の購入期間・利用期間でございますけれども、プレミアム付商品券につきましては、新型コロナウイルス感染症のいわゆる第2波の到来に伴い、引き続き厳しい状況が続いております市内経済の回復に向け、市民の生活を応援し市内の消費喚起につなげるための緊急対策として実施するものでございます。このため、年末年始など支出が増える時期の市民の家計を応援するとともに、当該商品券事業による経済効果を速やかに市内経済に波及させるためにこの期間を設定したものでございます。  以上でございます。 21 ◯議長(長谷川章悦君) これにて質疑を終結いたします。 22 ◯議長(長谷川章悦君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております議案第121号から議案第123号までの計3件については、委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 23 ◯議長(長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、議案第121号から議案第123号までの計3件については、委員会の付託を省略することに決しました。  討論については通告がありませんでした。  これより採決いたします。  ただいま議題となっております議案第121号から議案第123号までの計3件については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 24 ◯議長(長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、各案件については原案のとおり可決されました。           ────────────────────────── 日程第6 議案第124号 令和2年度青森市一般会計補正予算(第6号) ~ 日程第22 議案第140号 決算の認定について(令和元年度青森市自動車運送事業会計決算) 25 ◯議長(長谷川章悦君) 日程第6議案第124号「令和2年度青森市一般会計補正予算」から日程第22議案第140号「決算の認定について」までの計17件を一括議題といたします。  提案理由の説明を求めます。小野寺市長。   〔市長小野寺晃彦君登壇〕 26 ◯市長(小野寺晃彦君) 先ほど御審議を賜りました提出議案のほか、令和2年第3回定例会の開会に当たり、提出いたしました議案について、その概要を御説明申し上げます。  議案第124号「令和2年度青森市一般会計補正予算」について御説明申し上げます。  歳出の主な内容についてでありますが、テレワークシステム整備事業については、新型コロナウイルス感染症の予防対策として、育児・介護等の事情を有する市職員の在宅勤務を可能とする環境整備に要する経費を措置するものであります。  新型コロナウイルス感染症拡大防止特別対策事業については、保育所等や障害者支援施設等が購入する感染症防止用保健衛生用品等の経費や、新型コロナウイルス感染症の流行下における妊婦の不安解消のため、本人が希望し、かかりつけ産婦人科医が必要と判断した場合に、分娩前にPCR等のウイルス検査を受けるための費用を補助するものであります。  幸たっぷりあおもりBOXお届け事業については、本市産の農水産品を活用して、市内外の大学等に通う学生を対象に旬の本市産品を送付し、本市への帰省を自粛する学生などに向けて、学業に専念してほしいとエールを送るとともに、農林漁業者等の支援を行うあおもり産品学生応援プロジェクトに要する経費を措置するものであります。  農林水産物活用緊急支援事業につきましては、さきの定例会において御議決をいただきました経営改善・強化に向けた新たな取組に係る経費を補助する農林水産物活用緊急支援事業補助金について、事業の新規性や先進性、経営規模の拡大など、特に意欲のある取組を推進するための補助金を増額措置するものであります。  地場産業振興資金融資事業については、青森市特別保証融資制度地場産業振興資金特別小口枠」に係る金融機関への追加の預託金及び信用保証料・利子補給に要する経費を措置するものであります。  子ども子育て環境改善事業については、全ての小・中学校の普通教室等へのエアコン設置工事等に要する経費を、また、学校再開支援事業については、全ての小学校・中学校の学校再開に伴い、感染症対策としてのサーモグラフィーや非接触型体温計、消毒液などの配備と、学びの保障としての遠隔授業に活用するためのプロジェクターやスクリーン、大型モニターなどの配備をするための経費をそれぞれ措置するものであります。  水路浚渫事業については、台風などによる河川氾濫等の大規模な浸水被害を未然に防止するため、市が管理している河川について緊急的かつ集中的にしゅんせつを実施するために要する経費を措置するものであります。  GIGAスクール推進事業については、学校におけるICT環境整備の初期対応として、ソフトウエアの使用に関するアドバイスや各学校への定期的なサポートなどを行うGIGAスクールサポーター業務に要する経費を措置するものであります。  償還金関連については、令和元年度分の国・県支出金の精算に伴い返還する経費を、予備費については、今後の大雨・暴風等による公共施設被害の本復旧などに対応するため、既充用分の補填に要する経費をそれぞれ措置するものであります。  歳入の主な内容については、令和元年度一般会計決算処理に伴う繰越金を計上したほか、国庫支出金や県支出金などについては歳出補正に連動する財源を、繰入金、諸収入及び市債は必要な調整分などをそれぞれ見込んだものであります。  次に、繰越明許費の設定については、全ての小・中学校の普通教室等へのエアコン設置工事に係る翌年度への繰越しを設定するものであります。  これらの結果、38億8160万8000円の増額補正となり、これを加えた一般会計予算総額は1593億103万7000円となった次第であります。  議案第125号「令和2年度青森市競輪事業特別会計補正予算」から議案第132号「令和2年度青森市駐車場事業特別会計補正予算」までの各特別会計補正予算案は、前年度決算処理に伴う繰越金に対応した財源調整を中心に、それぞれ今後の見込みに基づき、必要な経費を措置するものであります。  議案第133号「令和2年度青森市病院事業会計補正予算」については、新型コロナウイルス感染症患者等に対応する医師や看護師等に対し新型コロナウイルス感染症対応医療従事者等慰労金防疫等作業手当を支給するための経費を措置するものであります。また、新型コロナウイルス感染症の影響がある中で、院内感染防止対策を講じながら一定の診療体制を確保するための人件費について一般会計から繰入れしております。  議案第134号「令和2年度青森市自動車運送事業会計補正予算」については、新型コロナウイルス感染症予防対策と感染収束後の観光需要の回復に向けた受入れ環境整備として、市営バス車内の消毒やカーテン設置及び市営バス車内と青森駅前発売所等の販売窓口のキャッシュレス化に要する経費を措置するものであります。  議案第135号「令和2年度青森市大平財産区特別会計補正予算」については、公共的事業を行う団体に対する助成を行うための歳出予算の組替えを行うものであります。  以上が今回の補正予算の主な内容であります。  次に、単行案について御説明申し上げます。  議案第136号「公立大学法人青森公立大学第三期中期目標について」は、地方独立行政法人法の規定に基づき、来年度以降6年間の公立大学法人青森公立大学が達成すべき業務運営に関する目標である第三期中期目標を定めようとするものであります。  議案第137号及び議案第138号の「決算の認定について」は、令和元年度の一般会計・特別会計歳入歳出決算及び病院事業会計決算について認定を求めるものであり、議案第139号「剰余金の処分及び決算の認定について」は、令和元年度の水道事業会計剰余金の処分についての議決及び同会計決算についての認定を求めるものであり、議案第140号の「決算の認定について」は、令和元年度の自動車運送事業会計決算について認定を求めるものでありますが、これらの詳細については、この後、各担当者から御説明いたします。  以上、提出いたしました議案の概要を御説明申し上げましたが、細部につきましては、議事の進行に伴い、それぞれ御説明いたしますので、慎重御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げます。 27 ◯議長(長谷川章悦君) 次に、令和元年度青森市一般会計・特別会計歳入歳出決算について説明を求めます。会計管理者。   〔会計管理者鈴木裕司君登壇〕 28 ◯会計管理者(鈴木裕司君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)令和元年度青森市一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算について、その概要を御説明申し上げます。  令和元年度は改元初年度の節目の年であり、その当初予算は、青森市総合計画前期基本計画に掲げた本市の将来都市像「市民一人ひとりが挑戦する街」の実現に向け、青森市総合計画という新しい海図を手に、さらなる市政発展に向けて出港する記念すべき年の予算として「市政発展へ挑戦する予算」と位置づけ、限られた財源を最大限に有効活用しながら、基本政策である「しごと創り」、「ひと創り」、「まち創り」、「やさしい街」、「つよい街」、「かがやく街」の6つの柱に沿って編成したものであります。  この予算の執行に当たりましては、市税をはじめとする自主財源の確保はもとより、適正な債権管理に全庁一丸となって取り組むとともに、法令及び予算の定めるところに従い、厳正な審査と綿密な資金計画の下に執行してまいりました。  それでは、決算の概要につきまして一般会計から御説明申し上げます。  当初予算額は、前年度に比較して6.10%増の1302億3400万円でありましたが、その後、国の補正予算への対応に要する経費など、43億73万余円を増額補正し、さらに、前年度からの繰越額として、青森駅周辺整備推進事業費など、28事業の49億6831万余円を加えた結果、歳入歳出予算現額は、1395億305万余円となりました。  これに対しまして決算額は、歳入が前年度に比較して6.91%増の1313億415万余円、歳出が前年度に比較して5.67%増の1281億7729万余円となり、歳入歳出差引き残額は31億2686万余円となりましたが、新町一丁目地区優良建築物等整備事業など、18繰越事業に係る翌年度へ繰り越すべき財源5億550万余円を差し引いた実質収支額は、26億2135万余円となりました。  なお、実質収支額のうち14億円につきましては、地方自治法第233条の2ただし書、地方財政法第7条第1項及び青森市財政調整積立金条例第3条第2項の規定に基づき、財政調整積立金に積み立てております。  次に、歳入歳出の主な内容について御説明申し上げます。  まず、歳入についてでありますが、市税は343億6427万余円で、前年度に比較して0.30%の増となっており、これは主として、法人市民税、固定資産税が増となったことによるものであります。  地方消費税交付金は52億1793万余円で、前年度に比較して5.73%の減となっておりますが、これは主として、最終月分の交付が令和2年度へ繰り越されたことの影響によるものであります。  地方交付税は265億3881万余円で、前年度に比較して3.58%の増となっており、これは主として、社会福祉費や生活保護費等の増により、基準財政需要額が増加したことに伴う普通交付税の増によるものであります。
     国庫支出金は277億915万余円で、前年度に比較して10.85%の増となっており、これは主として、子どものための教育・保育給付に係る制度改正に伴う国庫負担金の増及び青森操車場跡地周辺整備推進事業などの都市再生整備計画事業交付金の増によるものであります。  県支出金は84億623万余円で、前年度に比較して9.09%の増となっており、これは主として、子どものための教育・保育給付に係る制度改正に伴う県負担金の増によるものであります。  市債は145億5391万余円で、前年度に比較して16.00%の増となっており、これは主として、青森駅周辺整備推進事業などの都市計画事業に係る市債発行の増によるものであります。  次に、歳出についてでありますが、総務費は109億2893万余円で、前年度に比較して17.79%の増となっており、これは主として、庁舎等整備事業に係る新市庁舎建設等に伴う工事請負費の増によるものであります。  民生費は568億6525万余円で、前年度に比較して4.08%の増となっており、これは主として、私立保育所等運営事業に係る扶助費の増によるものであります。  衛生費は74億8337万余円で、前年度に比較して11.01%の増となっており、これは主として、病院事業会計負担金の増によるものであります。  土木費は147億1125万余円で、前年度に比較して25.94%の増となっており、これは主として、青森操車場跡地周辺整備推進事業に係る用地購入費の増によるものであります。  教育費は101億5576万余円で、前年度に比較して6.04%の減となっており、これは主として、小柳小学校校舎等改築事業の終了に伴う減によるものであります。  なお、一般会計の翌年度への繰越額につきましては、青森駅周辺整備推進事業など、23事業の67億7079万余円となっております。  次に、財産区特別会計を除く10の特別会計について御説明申し上げます。  特別会計全体では、当初予算額は、前年度に比較して2.58%減の893億6252万余円でありましたが、その後、37億2666万余円を増額補正し、さらに、前年度からの繰越額として6億9156万余円を加えた結果、歳入歳出予算現額は、937億8075万余円となりました。  これに対しまして決算額は、歳入が前年度に比較して2.28%減の922億5831万余円、歳出が前年度に比較して1.53%減の910億8236万余円となり、歳入歳出差引き残額は11億7595万余円となりましたが、下水道事業特別会計における翌年度へ繰り越すべき財源8万余円を差し引いた実質収支額は、11億7586万余円となりました。  次に、主な特別会計について御説明申し上げます。  初めに、競輪事業特別会計でありますが、予算現額156億7423万円に対しまして、決算額は、歳入が156億5019万余円、歳出が152億7704万余円となり、歳入歳出差引き3億7315万余円の実質収支額となりました。  次に、国民健康保険事業特別会計でありますが、予算現額298億3361万余円に対しまして、決算額は、歳入が288億5774万余円、歳出が288億3703万余円となり、歳入歳出差引き2071万余円の実質収支額となりました。  次に、下水道事業特別会計でありますが、予算現額123億5885万余円に対しまして、決算額は、歳入が118億3391万余円、歳出が114億3964万余円となり、歳入歳出差引き残額は3億9426万余円となりましたが、公共下水道汚水処理施設整備事業など、2繰越事業に係る翌年度へ繰り越すべき財源8万余円を差し引いた実質収支額は、3億9417万余円となりました。  次に、介護保険事業特別会計でありますが、予算現額295億8436万余円に対しまして、決算額は、歳入が296億732万余円、歳出が294億1719万余円となり、歳入歳出差引き1億9012万余円の実質収支額となりました。  次に、後期高齢者医療特別会計でありますが、予算現額33億1566万余円に対しまして、決算額は、歳入が33億6605万余円、歳出が32億6165万余円となり、歳入歳出差引き1億440万余円の実質収支額となりました。  なお、特別会計のうち、下水道事業特別会計及び農業集落排水事業特別会計につきましては、令和2年4月1日から地方公営企業法の財務規定を適用し、公営企業会計へ移行したことにより、令和2年3月31日をもって出納を閉鎖しておりますことを申し添えます。  最後に、各財産区特別会計でありますが、いずれも円滑な財産区運営を目標に予算編成し、執行したものであります。  以上、令和元年度青森市一般会計及び各特別会計の歳入歳出決算の概要を御説明申し上げましたが、慎重御審議の上、御認定を賜りますようお願い申し上げます。 29 ◯議長(長谷川章悦君) 次に、令和元年度青森市病院事業会計決算について説明を求めます。市民病院事務局長。   〔市民病院事務局長岸田耕司君登壇〕 30 ◯市民病院事務局長(岸田耕司君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)本議会に提案いたしました令和元年度青森市病院事業会計決算について、その概要を御説明申し上げたいと存じます。  青森市民病院の令和元年度の主な取組内容につきましては、産科病棟の療養環境の向上を図るため、プライバシーに配慮した病室へのリニューアルや当院で出産された方へのお祝い膳、胎児超音波画像の提供を行うとともに、医療法人芙蓉会と医療機能連携協定を締結し、精神的ケアサポートチームを派遣していただくことで、入院患者さんの精神的ケアの充実を図ったところです。また、平成30年度に実施した特室のリフォームに伴う室料の料金改定や文書料金の改定を行うとともに、新たな診療報酬加算の取得、ベンチマークシステムを活用した薬品や診療材料のコスト節減などに取り組んできたところです。  次に、青森市立浪岡病院の令和元年度の主な取組内容につきましては、在宅療養支援病院として、在宅医療の支援に注力するとともに、令和3年5月の新病院開院を目指し、令和2年2月に新築工事に着手したところです。また、平成31年2月に青森市と株式会社フィリップス・ジャパンとの連携協定によるヘルステックを核とした健康まちづくりプロジェクトとして、令和2年度から浪岡地区において実施するモビリティを活用した予防サービス事業及びIoTを活用したみまもりサービス事業について、その円滑な事業実施に向け、実証プログラムを行ったところです。  それでは、令和元年度の決算概要について御説明申し上げます。  青森市病院事業会計決算は、青森市民病院と青森市立浪岡病院の連結決算となっておりますが、まず、それぞれの病院ごとに御説明申し上げ、最後に、青森市病院事業会計全体の決算概要を御説明申し上げます。  最初に、青森市民病院の工事概況について御説明申し上げます。  病院施設につきましては、冷房・空調設備に係るチラー機器更新工事や冷却塔更新工事等を行い、適切な施設機能の維持に努めるとともに、医療機器につきましても、総合医療情報システムや全身用X線CT撮影装置の更新等を行い、医療水準の維持向上に努めてまいりました。  次に、青森市民病院の診療状況について御説明申し上げます。  入院延べ患者数は前年度に比較し2714人増加し、率にして2.4%増の11万4145人で、病床利用率は67.9%となりました。また、外来延べ患者数は前年度に比較し212人増加し、率にして0.1%増の18万6798人となりました。  次に、青森市民病院の財政状況について御説明申し上げます。  事業収益は、患者数が入院、外来とも増加したことにより医業収益は増加したものの、医業費用を賄うことができないことなどに伴う一般会計からの繰入金による特別利益の増加により、前年度に比較し1.5%増の103億5201万余円となりました。一方、事業費用は、材料費は減少したものの、給与費や資産減耗費等の増加により、前年度に比較し2.5%増の107億2831万余円となり、この結果、3億7629万余円の当年度純損失を計上することとなりました。  それでは、この内容を損益計算書により御説明申し上げます。  まず、医業収益は、89億8681万余円、これに対する医業費用は、102億3817万余円、差引き医業損失は、12億5135万余円となりました。これに医業外収益及び高等看護学院事業収益の合計額9億286万余円を加え、医業外費用及び高等看護学院事業費用の合計額4億9012万余円を差し引き、経常損失は、8億3861万余円となりました。また、これに特別利益4億6233万余円を加え、これから特別損失2万余円を差し引いた当年度純損失は、3億7629万余円となった次第であります。  次に、貸借対照表について御説明申し上げます。  資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は、95億2111万余円となりました。負債の部といたしましては、固定負債及び流動負債並びに繰延べ収益を合わせた負債合計は、98億7467万余円となりました。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計は、マイナス3億5355万余円となり、負債資本合計は、95億2111万余円となった次第であります。  以上が令和元年度における青森市民病院の決算概要であります。  次に、青森市立浪岡病院の工事概況について御説明申し上げます。  新病院の建て替え事業につきましては、新病院の実施設計や精神神経科病棟等の解体工事を行ったほか、新築工事、機械設備工事及び電気設備工事の契約を締結し、新築工事に着手するなど、新病院の建て替え事業を着実に進めるとともに、医療機器につきましても、心電図等を計測するホルタ記録器の更新などにより、医療水準の維持向上に努めてまいりました。  次に、青森市立浪岡病院の診療状況について御説明申し上げます。  入院延べ患者数は前年度に比較し1513人増加し、率にして25.4%増の7460人で、病床利用率は58.2%となりました。また、外来延べ患者数は前年度に比較し4159人減少し、率にして11.7%減の3万1526人となりました。  次に、青森市立浪岡病院の財政状況について御説明申し上げます。  事業収益は、入院患者数の増加に伴い医業収益は増加したものの、医業費用を賄うことができないこと及び新病院開院に向けて、過去の累積資金不足額を清算するための一般会計からの繰入金による特別利益の増加により、前年度に比較し30.6%増の14億6229万余円となりました。一方、事業費用は、給与費や材料費の減少等により、前年度に比較し24.9%減の8億6026万余円となり、この結果、6億202万余円の当年度純利益を計上することとなりました。  それでは、この内容を損益計算書により御説明申し上げます。  まず、医業収益は、5億6770万余円、これに対する医業費用は、8億3632万余円、差引き医業損失は、2億6861万余円となりました。これに医業外収益9117万余円を加え、医業外費用2371万余円を差し引き、経常損失は、2億115万余円となりました。また、これに特別利益8億340万余円を加え、これから特別損失22万余円を差し引いた当年度純利益は、6億202万余円となった次第であります。  次に、貸借対照表について御説明申し上げます。  資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は、8億6710万余円となりました。負債の部といたしましては、固定負債及び流動負債並びに繰延べ収益を合わせた負債合計は、10億7037万余円となりました。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計は、マイナス2億326万余円となり、負債資本合計は、8億6710万余円となった次第であります。  以上が令和元年度における青森市立浪岡病院の決算概要であります。  次に、青森市病院事業会計全体の決算概要を御説明申し上げます。  損益計算書につきまして、青森市病院事業会計全体の当年度純利益は、2億2572万余円となりました。  次に、貸借対照表につきまして、資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は、103億8822万余円となりました。負債の部といたしましては、固定負債及び流動負債並びに繰延べ収益を合わせた負債合計は、109億4504万余円となりました。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計は、マイナス5億5682万余円となり、負債資本合計は、103億8822万余円となった次第であります。  なお、令和元年度の資金不足比率は17.4%となり、前年度に比較し1.7ポイント改善したところであります。  最後に、青森市民病院においては、今年度、災害拠点病院として災害時のライフラインの維持と確保等を図るため、既設の井戸からくみ上げた地下水を高度浄水処理する設備を整備するとともに、地域医療支援病院として地域の診療所などの後方支援や相談機能の充実を図るため、入退院支援機能、患者支援機能などを地域医療連携室に統合し、体制を強化したところであり、集患対策などの経営改善につなげてまいりたいと考えております。  また、青森市立浪岡病院においても、今年度3月には新病院新築工事の完了が予定されているほか、在宅療養支援病院としてかかりつけ医機能の強化及び在宅医療提供体制の強化を図りながら地域に密着した病院としての役割のほか、地域包括ケアシステムの中核としての役割も果たしてまいりたいと考えております。  今年度におきましては、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う患者数の大幅な減少により病院経営が厳しさを増しているところではありますが、青森市民病院及び青森市立浪岡病院が相互に連携を図りながら地域の基幹的役割を担う病院としての責務を果たしてまいります。  以上、令和元年度青森市病院事業会計決算の概要について御説明申し上げましたが、慎重御審議の上、御認定を賜りますようお願い申し上げます。 31 ◯議長(長谷川章悦君) 次に、令和元年度青森市水道事業会計剰余金の処分及び同会計決算並びに令和元年度青森市自動車運送事業会計決算について説明を求めます。企業局長。   〔企業局長中川覚君登壇〕 32 ◯企業局長(中川覚君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)本議会に提案いたしました令和元年度青森市水道事業会計剰余金の処分及び同会計決算並びに青森市自動車運送事業会計決算について、その概要を御説明申し上げたいと存じます。  初めに、水道事業会計剰余金の処分について御説明申し上げます。  このことにつきましては、地方公営企業法第32条第2項の規定に基づき、減債積立金を使用して企業債を償還した後に戻し入れた未処分利益剰余金の取扱いについて、議会の議決を要するものであります。このことから、未処分利益剰余金5億5062万余円を資本金へ組み入れようとするため御提案するものであります。  続きまして、水道事業会計決算について御説明申し上げます。  令和元年度は、「青森市水道経営プラン(2019~2028)」の初年度として、安定した給水の確保のための漏水防止対策、良質でおいしい水の供給のための横内浄水場における水質検査環境の整備、災害に強い水道の構築のための管路の耐震化などの取組を進めました。今後におきましても、市民生活や社会経済活動を支えるライフラインとしての役割を果たすべく、効果的・効率的な事業運営を図り、地域社会の福祉の増進と真の豊かさを実感できる良質で快適な生活環境を将来にわたって支え続けられるよう、本市水道システムの強化に取り組んでまいります。  それでは、令和元年度の決算の概要から御説明申し上げます。  まず、給水状況について御説明いたします。  令和元年度末の給水人口は27万8076人で、前年度に比較し1.1%減少し、計画給水区域内の普及率は99.8%となりました。年間配水量は前年度に比較し1.6%減の3198万7694立方メートル、そのうち有収水量は前年度に比較し0.9%減の2826万1567立方メートル、また、有収率は前年度に比較し0.7ポイント増の88.4%となりました。  次に、工事の概況について御説明いたします。  令和元年度の建設改良事業では、老朽管の更新及び基幹管路の耐震化等として、延長1万4799メートルの配水管を布設いたしました。また、老朽化した横内浄水場の北系沈殿池を更新するために3か年計画で行った沈殿池の本体築造工事が、当年度で完成いたしました。さらに、災害時に備え、老朽化した堤川浄水場の発電機及び受変電設備を更新するため、2か年計画の工事に着手いたしました。  次に、財政状況について御説明いたします。  事業収益は、水需要の減少に伴い水道料金収入が減少したことなどにより、前年度に比較し0.4%減の58億9845万余円となりました。一方、事業費用は、職員給与費が減少したものの、維持修繕費や資産減耗費が増加したことなどにより、前年度に比較し0.2%増の53億8179万余円となりました。その結果、5億1666万余円の当年度純利益を計上することとなりました。  それでは、この内容を損益計算書によって御説明いたします。  まず、営業収益は、56億5717万余円、これに対する営業費用は、51億2299万余円となり、差引き営業利益は、5億3417万余円となりました。これに営業外収益2億4128万余円を加え、営業外費用2億5155万余円を差し引いた経常利益は、5億2390万余円となりました。また、これから特別損失724万余円を差し引いた当年度純利益は、5億1666万余円となりました。この当年度純利益の処分につきましては、青森市公営企業の設置等に関する条例第11条第1項の規定に基づき、減債積立金へ全額積み立てることといたしました。  次に、貸借対照表について御説明いたします。  資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は、557億4391万余円となりました。負債の部といたしましては、固定負債、流動負債及び繰延べ収益を合わせた負債合計は、233億8233万余円となりました。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計は、323億6158万余円となり、負債資本合計は、557億4391万余円となりました。また、剰余金の処分については、先ほど御説明申し上げましたとおり、減債積立金を使用して企業債を償還した後に戻し入れた未処分利益剰余金5億5062万余円を資本金へ組み入れようとするものであります。  以上が令和元年度青森市水道事業会計決算等の概要でありますが、今後も、経営の健全化・効率化に一層努め、将来にわたって市民の生命と暮らしを守り、社会経済活動の維持発展に寄与してまいりたいと考えております。  次に、自動車運送事業会計決算について御説明申し上げます。  令和元年度は、「青森市交通事業経営改善計画~チャレンジプラン2017~」に基づき、雪国としての地域特性を踏まえ、冬期間の通勤・通学便等の強化や定時性の向上を図るため、夏ダイヤ・冬ダイヤの2シーズン制のダイヤの実施や、分かりやすくバス路線・系統を案内するための路線名の簡素化及び系統ナンバリングの導入、ホームページでのバス停時刻表検索の機能を拡充したWeb時刻表の運用開始など、新たな取組を進めました。今後におきましても、公共交通機関としての使命をより一層果たすべく、市のまちづくり施策と連携し、経営改善の取組に挑戦してまいります。  それでは、令和元年度決算の概要について御説明申し上げます。  事業の概況につきましては、2シーズン制ダイヤを実施するなど、利用者ニーズに沿ったダイヤ編成に努めるとともに、前年度から継続して実験運行を4路線で実施し、夏ダイヤは、実験運行を含めて40路線、138ダイヤ、冬ダイヤは、実験運行を本格運行へ移行し、40路線、147ダイヤで運行を行いました。また、障害者や高齢者など、バスの乗降に不安を抱える方々が安心してバスを利用できるよう、バス車両の更新に合わせ、バリアフリー対応の大型ノンステップバス7両を購入したほか、バス利用者を雨風や雪から守るため、バスまち空間向上事業として、待合所22か所の整備・改修等を継続して実施いたしました。輸送実績でありますが、総走行キロ数は、前年度に比較し1万3425.9キロメートル減の390万7051.7キロメートルで、輸送人員は、前年度に比較し31万6921人減の706万4761人となりました。  次に、財政状況について御説明いたします。  事業収益は、記録的な暖冬少雪による冬期間の輸送人員の減などに伴い乗車料収入が減少したことなどから、前年度に比較し2880万余円減の22億2556万余円となりました。一方、事業費用は、退職給付引当金の増による職員給与費の増加及び修繕費の増加などに伴い、前年度に比較し4616万余円増の23億6026万余円となりました。その結果、1億3469万余円の当年度純損失を計上することとなりました。  それでは、この内容を損益計算書によって御説明いたします。  まず、営業収益は、17億5536万余円、これに対する営業費用は、23億3301万余円となり、差引き営業損失は、5億7765万余円となりました。これに営業外収益3億5459万余円を加え、営業外費用2724万余円を差し引いた経常損失は、2億5029万余円となりました。また、これに特別利益1億1560万余円を加えた当年度純損失は、1億3469万余円となりました。この結果、前年度繰越欠損金20億9842万余円に、当年度純損失を加えた令和元年度未処理欠損金は、22億3312万余円となりました。  次に、貸借対照表について御説明いたします。  資産の部といたしましては、固定資産及び流動資産を合わせた資産合計は、24億1205万余円となりました。負債の部といたしましては、固定負債、流動負債及び繰延べ収益を合わせた負債合計は、32億3123万余円となりました。資本の部といたしましては、資本金及び剰余金を合わせた資本合計は、マイナス8億1918万余円となり、負債資本合計は、24億1205万余円となりました。なお、令和元年度は資金不足比率が9.9%となりました。  以上が令和元年度青森市自動車運送事業会計決算の概要でございます。  バス事業につきましては、今後も厳しい経営環境が続くことが懸念されることから、交通部の使命であります輸送の安全確保を徹底しつつ、安全・安心・快適に利用できる市民の足としての役割を果たしていくため、経営改善計画を着実に実行し、さらなる経営努力を行ってまいります。  以上、令和元年度青森市水道事業会計剰余金の処分及び同会計決算並びに青森市自動車運送事業会計決算の概要について御説明申し上げましたが、慎重御審議の上、御議決及び御認定を賜りますようお願い申し上げます。           ────────────────────────── 日程第23 報告第31号 継続費精算報告について ~ 日程第28 報告第36号 公立大学法人青森公立大学の令和元年度に係る業務の実績に関する評価の報告            について 日程第29 青市教委総報告第1号 令和2年度青森市教育委員会事務の管理及び執行の状況の点検及び                 評価報告書 日程第30 青市監報告第217号 定期監査報告 ~ 日程第32 青市監報告第219号 例月出納検査報告(企業会計分) 33 ◯議長(長谷川章悦君) 日程第23報告第31号「継続費精算報告について」から日程第32青市監報告第219号「例月出納検査報告」までの計10件については、配付いたしております報告書のとおり報告がありました。           ──────────────────────────
    日程第33 議席の一部変更 34 ◯議長(長谷川章悦君) 日程第33「議席の一部変更」を議題といたします。  本件については、会派の結成に伴い、会議規則第4条第3項の規定により、議席の一部を変更しようとするものであります。その議席番号及び氏名については、配付いたしております議席表のとおりであります。 35 ◯議長(長谷川章悦君) お諮りいたします。  本件については、配付いたしております議席表のとおり、議席を変更することに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 36 ◯議長(長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、配付いたしております議席表のとおり、議席を変更することに決しました。  新議席への着席については、次の会議からといたしたいと思います。           ────────────────────────── 37 ◯議長(長谷川章悦君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。           ──────────────────────────  休会について 38 ◯議長(長谷川章悦君) お諮りいたします。  議案熟考のため、8月28日から9月1日までの5日間休会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 39 ◯議長(長谷川章悦君) 御異議なしと認めます。よって、8月28日から9月1日までの5日間休会することに決しました。  来る9月2日は午前10時会議を開きます。           ──────────────────────────  散 会 40 ◯議長(長谷川章悦君) 本日はこれにて散会いたします。   午前11時6分散会 TOP▲ ©2005Aomori City Assembly. All Rights Reserved. 青森市議会ホームページ │ 青森市ホームページ...